- 2006年8月15日 06:27
- 2006夏の遊行
〜2006夏の遊行【その2】〜

知人の招待で、8月10〜12日と、
草津温泉を観光してきました。
10日の午後に到着してビールなど飲み、
日が暮れる頃、温泉街を散策。
部屋に戻って食事をとって、温泉街に18カ所ある外湯のうちのひとつ、
地蔵の湯に向かいます。

坊主頭に作務衣で中に入っていったら、
先に入っている子供に「お地蔵さんだ〜」といわれました。
「ああ、お地蔵さんも風呂に入るんだよ〜」と返して
風呂とともにちょっと良い気分に浸りました。
部屋に帰って、酒盛りしてぐっすり寝て、翌朝5時起床。
別に決められた時間ではなく、日の出とともに目が覚めてしまうのは、
もはや仕方がない。
家主は寝かせておいて6時に朝の外湯巡りに出発。
ご存知の方も多いと思いますが、草津の外湯はすべて無料。
掃除の時間と住民専用の時間を外せば入り放題。
まずは近場の凪の湯。
これがめちゃくちゃ熱い。
すでにおじさんが一人いて、
洗い場に座って水で湯をぬるめているが、それでも熱い。
足先つっこんだだけで、爪が剥がれそうな感覚。
これは、無理だと退散。
続いて、関の湯。
たぶんここが一番狭い。
この湯も熱いが、まだなんとかなる熱さ。
がんばって湯につかると、体にピリピリくるような熱さだけど、
しみ込む感じがして良い。
調子が出てきて、長寿の湯。
ここも熱いが、しっかりつかれる。
ここらあたりから、かなり草津の湯に慣れてきたんではないかと思い出す。
熱い風呂からでて、朝の空気にさらされる繰り返しが心地よくなってくる。
さらに町営(長栄)の湯。
団地の集会所にくっついている感じの建物。
脱衣所も洗い場も外湯にしては広くとっていて、
結構な人数が入れるのではなかろうか。
あまつさえ煮川の湯。
外湯の中でもかなりの熱さと聞き及んでいたがなんとか入れる。
前の3つよりは確かに熱いが、浸かれなかった凪の湯ほどではない。
ここでは、おじさん二人組に熱い湯の入り方のマナーを教わる。
曰く“熱い風呂の中ではじっとしていろ”
このおじさんたちは、これで地元のおじいさんに叱られたそうな。
「この歳になって怒鳴られるとは思わなかったよ」
と苦笑いするおじさんが妙におかしかった。
さらにおじさんが一言
「でも、ここより白旗の湯の方が熱いよ、あそこは別格だ。」
よし、ならばと朝の外湯巡りに締めくくりと白旗の湯。
ここは、湯畑の前にあって人通りも多いせいか、湯船が2つある。
温度差があるとのこと。
まずは、ぬるいといわれている方に浸かるが充分熱い。
煮川の湯より、ちょい熱いくらい。
つづいて熱い方へ挑戦。
これが本当に熱い。
足から慣らせていけばとも思うが、慣れる前に限界が来る。
意を決して、とにかくスムーズに体を沈めていく。
肩まで浸かったその後2秒くらいで、飛び出る。
こわいおじいさんがいたら怒鳴られてたんだろうなぁ。
で、ここでちょっと調子に乗り出す。
あの熱さはひょっとして、凪の湯と同じくらいではなかろうか?
草津の湯に体が順応し出しているに違いない。
今の私は朝一番とは違う私、きっと、凪の湯も入れるのでは?
そんなこんなで、リベンジに向かうがあえなく玉砕。
白旗の湯ですでに、限界だったらしい。
出てきたところを、すっかり顔を覚えられてしまった饅頭屋の親父につかまる。
親父「お、どうだった?」
私「だめでした」
親父「あっはっは、そうかい。最初に入っていた人も結局だめだってさ」
私「なんであんな熱いんですか?」
親父「管を通していないからねぇ。源泉から引いてくる距離が長いと温度も下がるんだよ」
私「ああ、そういうことですか」
親父「まあ、無理しない方がいいよ。あがってきてここまで来たら倒れる人もいるから…、あ、饅頭いる?」
私「はい、いただきます。」
火照った体と、いい加減ふらふらしだしたあたまに
水分と糖分を補給するかのようにお茶とふかしたての饅頭をいただき、
朝の外湯巡り第一弾は終了となりました。