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チプサンケ


〜2006夏の遊行【その9】〜


(撮影:Z.Mastabe)

チセに泊まった翌日は二風谷観光。


まずはこの地に住むオランドゥの古からの友人に
萱野茂 二風谷アイヌ資料館を案内してもらいました。


(撮影:Z.Mastabe)

故・萱野茂氏が収集・制作したアイヌ民具600点余と、
世界の民具600点余が展示されています。


(撮影:Z.Mastabe)


(撮影:Z.Mastabe)


(撮影:Z.Mastabe)

また、敷地内にはアイヌの村の風景が復元され、
しかもそこで、何年かぶりかでアイヌ式の結婚の儀も行われるという事で、
そちらも見学。
縁結び石での誓いの儀が終わると、
見学者も同じように参ることであやかれるということなので、
祝福の気持ちもこめて参っておきました。
左のパカッと割れているのが縁結び石。


(撮影:Z.Mastabe)

その後は平取町立二風谷アイヌ文化博物館側の復元されたチセに場所を移し、
チプサンケの祈りの儀式を見学。


(撮影:Z.Mastabe)

チプサンケは舟おろしまつりともいう感じで、
カムイにたいして感謝し、安全を願う祈りと遊びです。
今回の式次第は以下の通り

・チプサンケ アペヘコテ カムイノミ(舟おろし火の神への祈り)
・チセコロカムイ アノミ(家を守る神への祈り)
・ヌサコロカムイ アノミ(祭壇を司る神への祈り)
・シランパカムイ アノミ(樹木(森)の神への祈り)
・ワッカウシカムイ アノミ(水の神への祈り)
・チプカッケマッ アノミ(舟の女神への祈り)
・皆でともに踊り、歌い、遊ぶ
・食物を分け合い、いただく
・舟を川に運ぶ
・交代で舟に乗り川で遊ぶ
・無事に終了することを知らせ、感謝しながら祈る

川での遊びは大雨の余波がまだあり、会場を変更して行われました。


(撮影:Z.Mastabe)

川遊びは舟をひっくり返すなど、かなり派手に遊びます。


(撮影:Z.Mastabe)

いい加減、着替えも心もとなくなっていたので、
舟には乗らずにいたものの、自ら川にはまってしまい、
唯一の気遣いを台無しにしてしまいました。
やっぱり遊ぶときは遊ばんといかんということですね。


(撮影:Z.Mastabe)

丸木舟遊びを楽しく見学したあとは、ふたたび博物館側のチセに戻ってきました。
ここで、今回の結婚式と宴が催され、
余興として、演奏させてもらったり、これまた貴重な経験となりました。


(撮影:Z.Mastabe)

このとき振る舞い酒としてでたどぶろくが非常に美味しく、
しかも飲んでるあいだも発酵をつづけ、泡がたってくる元気の良さ。
おどろきと上手さに感動でした。

宴も無事終了し、手づくりのお土産までいただいてしまい、
我々はお世話になった人々に別れを告げ、
この地の平和と人々の和を願いつつ二風谷を後にしました。
とくにどこへ行くという事は決めてなかったので、
山の次は海かと、とりあえず太平洋へ向かいました。

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